リスティング広告のアカウント構造
リスティング広告のアカウント構造
基本知識
アカウントは複数のキャンペーンで構成され、キャンペーンは複数の広告グループで構成され、広告グループは複数のキーワードと複数の広告文によって構成されます。
アカウント設計では、まず【キーワード】の選定を行い、それをもとに【広告グループ】を作成し、キーワードをグルーピングして広告グループにまとめます。
さらに広告グループをグルーピングして【キャンペーン】にまとめます。
デジタルマーケティングラボで紹介するリスティング広告のアカウント構成は、Googleが推奨する「正しいアカウント構成」に、ちょっとアレンジを加えたものです。
ちなみに、この記事を書いたのは2013年です。しかし、2015年9月現在、Googleはこのようなアカウント構成のことを「葉隠れ対応したアカウント構成」と呼んでおり、アカウント構造の見直しを広告代理店、広告主に啓蒙しています(なぜ、“葉隠れ”なのかは分かりませんが・・・)。
基本仕様
Google AdWords | Yahoo! スポンサードサーチ | |
---|---|---|
1アカウントに作成できるキャンペーン数 | 100個 | 100個 |
1キャンペーンに作成できる広告グループ数 | 2,000個 | 2,000個 |
1広告グループに登録できるキーワード数 | 10,000個 | 20,000個 |
1広告グループに登録できる広告数 | 50個 | 50個 |
キーワードマッチ |
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品質スコア/品質インデックス | キーワードに付与、10段階表示 | キーワードに付与、10段階表示 |
広告配信方法 |
|
|
予算設定 | キャンペーン単位 | キャンペーン単位 |
検索クエリ表示 | 検索クエリを表示できる | 検索クエリを表示できる |
GoogleとYahoo!の違い
部分一致キーワードの登録方法
- e.g.「A B」の部分一致登録方法
-
- Adwords:「A B」
- スポンサードサーチ:「A B」「B A」
Adwordsでは逆順もマッチさせるが、スポンサードサーチは逆順をマッチさせない。 ⇒ 両方登録する必要がある
ロングテールキーワードの設定&入札
- Google Adwords
-
- ボリュームが少ないキーワードへの入札は除外される可能性がある
- LPとの関連性が薄いキーワードも除外される
- Yahoo! スポンサードサーチ
-
- Adwordsよりも判定がゆるい
部分一致の拡張の精度が低い(スポンサードサーチ)
登録キーワードおよびランディングページによる総合的な関連性で広告を表示させる検索クエリが決まる
つまり、登録していないキーワードでも多数広告が表示される(除外キーワードの設定が必須)
この記事の著者
広瀬 信輔(ひろせ・しんすけ)
マーケティング情報サイト『Digital Marketing Lab』の運営者。
1985年、長崎県佐世保市生まれ。西南学院大学 経済学部 国際経済学科 卒業。
2008年、株式会社マクロミルに入社。現在は同企業のオンラインマーケティング部門の責任者として、デジタルマーケティングを推進。
株式会社イノ・コード 取締役 CMOも務める。
2017年、ディーテラー株式会社を創立。メディアプランニング、Web広告運用、SEO対策、Webサイト制作など、デジタルマーケティング領域のコンサルティング及びアウトソーシングサービスを提供。ビジネスメディアでのコラム執筆やイベント出演、大手企業のマーケティングを支援。
2021年、公正取引委員会 デジタルスペシャルアドバイザーを受嘱。デジタル市場における競争政策の的確な運営のために活動。
著書:『アドテクノロジーの教科書』(版元:翔泳社)
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