クリエイティブメニュー別配信
クリエイティブメニュー別配信は「興味レベル」でクリエイティブを出し分ける
クリエイティブメニュー別配信の概要
クリエイティブメニュー別配信とはフリークエンシーごとにクリエイティブを出しわけるシーケンス配信と似たようなもので、ノンターゲティング・オーディエンス・リターゲティングでクリエイティブを出し分けるディスプレイ広告の配信手法です。興味レベルでユーザーをセグメントできることが特徴で、かつ使いやすさという点でシーケンス配信よりもこちらをよく使用しています。
まずは図でシーケンス配信とクリエイティブメニュー別配信の特徴について解説します。
シーケンス配信との比較
シーケンス配信は1人のターゲットの「需要を喚起する」ことを目的として、クリエイティブによる段階的な訴求の切り替えができることが特徴です。例えば、Aというユーザーのフリークエンシーに応じてクリエイティブA → B → Cと訴求内容を切り替えて広告を表示させることができます。
ただしこれは興味レベルでユーザーをセグメントしているわけではなく、あくまでフリークエンシーを判断材料にこちらで用意したシナリオにユーザーを当てはめているだけなのでこの点は注意が必要です。
クリエイティブメニュー別配信はNT、AT、RT対象者などに対して、その対象が興味レベルで分かれていると仮定してクリエイティブを出し分けます。実際のユーザーの行動が判断材料になっているので、この仮定の精度が高いです。興味レベルでセグメントしているのでクリエイティブの選定が行いやすいことが特長で、ATではそのユーザー属性にあったクリエイティブを用意することが必要です。
クリエイティブメニュー別配信×シーケンス配信
著者はここまでやるつもりは今のところありませんが、以下のように「配信メニュー」に「フリークエンシー」を組み合わせてクリエイティブを出し分けることもできます。
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この記事の著者
広瀬 信輔(ひろせ・しんすけ)
マーケティング情報サイト『Digital Marketing Lab』の運営者。
1985年、長崎県佐世保市生まれ。西南学院大学 経済学部 国際経済学科 卒業。
2008年、株式会社マクロミルに入社。現在は同企業のオンラインマーケティング部門の責任者として、デジタルマーケティングを推進。
株式会社イノ・コード 取締役 CMOも務める。
2017年、ディーテラー株式会社を創立。メディアプランニング、Web広告運用、SEO対策、Webサイト制作など、デジタルマーケティング領域のコンサルティング及びアウトソーシングサービスを提供。ビジネスメディアでのコラム執筆やイベント出演、大手企業のマーケティングを支援。
2021年、公正取引委員会 デジタルスペシャルアドバイザーを受嘱。デジタル市場における競争政策の的確な運営のために活動。
著書:『アドテクノロジーの教科書』(版元:翔泳社)
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