インプレッションシェアの活用(リスティング広告)
インプレッションシェア
インプレッションシェアは役に立つ!
インプレッションシェアという指標は予算配分、入札単価を考える上で非常に役立つ指標です。ただし、リスティング広告を代理店に任せている場合、これがレポートに含まれていないことが非常に多い。管理画面から簡単に見れるので、ない場合は追加してもらいましょう。
- インプレッションシェアの解説と改善アクション
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- インプレッションシェア(IS)
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- 表示される可能性があった回数で実際の表示回数を割った割合
- 完全一致かつCVを獲得しているキーワードは入札単価を引き上げてインプレッションシェアのアップを目指す
- 部分一致でシェアが低い場合は必要のない検索クエリに表示されていないか確認し、除外キーワードを設定
- 平均掲載順位が高くシェアが低い場合は、1日の予算を早い段階で使い切っている可能性がある
- インプレッションシェア損失率(予算)
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- 予算不足が原因で広告が表示されなかった回数の割合
- 【対策】キャンペーンの予算を増やす
- インプレッション シェア損失率(広告ランク)
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- 広告ランクが低いために広告が表示されなかった回数の割合
- 広告ランク = 広告の掲載順位(入札単価×品質スコアによって決まる)
- 【対策】品質スコアの改善、入札単価を引き上げる
- 完全一致のインプレッションシェア
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- キャンペーンのキーワードを完全一致に変更した場合のシェア
- 完全一致のインプレッションシェアが高い場合
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- 品質スコアや入札単価や予算が適切であり、完全一致だと十分に露出できる
- 完全一致のインプレッションシェアが低い場合
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- 品質スコアや入札単価や予算に問題があり、完全一致だと十分に露出できない
- 完全一致のインプレッションシェアが高く、ISが低い場合
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- 部分一致のキーワードの精度が低い → 除外キーワードを設定(部分一致の精度を上げる)
- 品質スコアで損をしている可能性がある → 入札単価を引き上げるなどの対策をとる
- それでもダメなら、、、検索クエリを確認し、部分一致のキーワードを停止する(完全一致のみで運用)
競合状況の分析(Google AdWords レポート機能)
クリック数が競合よりも下回っている場合
主力キーワードが含まれている広告グループを確認してください。競合に多くのCVを奪われている可能性があります。
表示回数が競合よりも下回っている場合
キーワードが足りない可能性があります。ただし、キーワードマッチ等によって制限している場合は下がるので、それほど気にする指標ではありません。
あまり参考にならない指標かもしれませんが、「競合はより多くのキーワードを利用しているかもしれない」という仮説を立てることができるので、キーワードの追加を検討しても良いかもしれません。
クリック率が競合よりも下回っている場合(要注意!)
平均掲載順位が上回っている場合は特に注意!
広告文が良くない可能性が高いです。広告文を変更してクリック率を上げることで、品質スコア/品質インデックスの改善にも役立てることができます。
平均掲載順位が競合よりも下回っている場合
ブランドネームの場合は1位表示を狙って入札単価を見直しましょう。
この記事の著者
広瀬 信輔(ひろせ・しんすけ)
マーケティング情報サイト『Digital Marketing Lab』の運営者。
1985年、長崎県佐世保市生まれ。西南学院大学 経済学部 国際経済学科 卒業。
2008年、株式会社マクロミルに入社。現在は同企業のオンラインマーケティング部門の責任者として、デジタルマーケティングを推進。
株式会社イノ・コード 取締役 CMOも務める。
2017年、ディーテラー株式会社を創立。メディアプランニング、Web広告運用、SEO対策、Webサイト制作など、デジタルマーケティング領域のコンサルティング及びアウトソーシングサービスを提供。ビジネスメディアでのコラム執筆やイベント出演、大手企業のマーケティングを支援。
2021年、公正取引委員会 デジタルスペシャルアドバイザーを受嘱。デジタル市場における競争政策の的確な運営のために活動。
著書:『アドテクノロジーの教科書』(版元:翔泳社)
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