SEO対策の基本
SEO(Search Engine Optimization)とは何か?
SEO = 検索エンジン最適化
SEO(Search Engine Optimization)とはGoogleやYahoo!などの検索エンジンの自然検索結果画面(SERPs)において、狙ったキーワードで上位表示させることです。
自然検索はリスティング広告よりもクリック率が高く、もちろんコストがかかるわけでもないので、ここで機会損失していると相当もったいないですよね。
検索結果の順位ってどうやって決まるの?
検索順位はクローラーと呼ばれる検索エンジンロボットが「リンク」を元に各サイト・各ページをクロール(巡回)し、そこで得たWebサイトや各ページを検索エンジンのDBにインデックス(記録)。
そして、他サイトからのリンクなどの「外部要因」と、自サイトのページ構造などの「内部要因」の2つの評価指標で評価します。つまり、SEOを成功させるにはクローラーがどういった基準で評価するかを知る必要があります。
狙ったキーワードって何?
例えば、花屋の通販サイトが家具のキーワードで上位表示させて集客してもCVに繋がらないですよね?売上に繋げるためには「花の名前」や、「花を育てるためのプランターや肥料」などの関連キーワードや、「花 通販」などの複合キーワードでユーザーを連れてこないといけません。
これらを根拠を持って選択していくことが、SEOにおけるキーワード選定です。
こがSEO対策の中で“最も重要”なフェーズであり、時間をかけて考え、分析する必要があるところです。なぜならここでの分析結果次第でサイトの作り自体を大幅に見直す必要が出てくることもあるからです。
各“ページ”に対して「SEO対策キーワード」を決めることがキーワード選定のゴールになります。詳しくは下記で。
TOPだけのSEOはダメ! ページごとのSEO対策こそがCVに繋がる!
ページごとのSEOで「CVRアップ」「離脱防止」「アクセス数アップ」
検索エンジンを使用するユーザーはどのような検索キーワードで検索を行うでしょうか?
その多くが複数のキーワードの組み合わせだと思います。SEOを行う際はユーザーが実際に検索するキーワードの組み合わせを想定し、ユーザーの目的に合ったページを表示させないといけません。
各ページごとのSEO対策を行うことで、ユーザーのニーズに近い具体的なページを表示させることができます。そして、それはユーザーのニーズに合ったページなので、CVへの転換率が高くなります。
- ページ単位のSEO対策のポイント
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- ユーザーの検索キーワード(ニーズ)ごとにページが分かれている
- 各ページごとに、対策キーワードが決まっている
- ページ単位のSEO対策のメリット
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- ユーザーの目的ページへダイレクトに誘導 ⇒ CVRが高くなる
- ユーザーをサイト内で迷わせない ⇒ ストレス減少・離脱防止
- 多種多様なキーワードで各ページを上位表示させることできる ⇒ アクセス数アップ
SEOキーワードの選定
キーワード選定の視点
- そのキーワードを検索して流入したユーザーからCVは期待できるか(アクセスの質)
- そのキーワードは実際に検索エンジンで検索されているか(アクセスの量)
- 関連キーワードや複合キーワードで使えるキーワードはないか?(キーワードの幅)
- そのキーワードで上位表示させることは現実的に可能か?(競合性)
これらの視点で集めたキーワードを各ページで使用してSEO対策されたWebページを作成していきます。
このタスクは、いかにWebツールやリスティング広告のデータなどを有効に使って、キーワードを選定していくかが肝です。
デジタルマーケティングでは、筆者が実際に活用している「SEOに使えるWebツール」を紹介しています。
詳しくは、この後の『SEOキーワードの選定』で説明します。
この記事の著者
広瀬 信輔(ひろせ・しんすけ)
マーケティング情報サイト『Digital Marketing Lab』の運営者。
1985年、長崎県佐世保市生まれ。西南学院大学 経済学部 国際経済学科 卒業。
2008年、株式会社マクロミルに入社。現在は同企業のオンラインマーケティング部門の責任者として、デジタルマーケティングを推進。
株式会社イノ・コード 取締役 CMOも務める。
2017年、ディーテラー株式会社を創立。メディアプランニング、Web広告運用、SEO対策、Webサイト制作など、デジタルマーケティング領域のコンサルティング及びアウトソーシングサービスを提供。ビジネスメディアでのコラム執筆やイベント出演、大手企業のマーケティングを支援。
2021年、公正取引委員会 デジタルスペシャルアドバイザーを受嘱。デジタル市場における競争政策の的確な運営のために活動。
著書:『アドテクノロジーの教科書』(版元:翔泳社)
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