プレスリリース配信
少し遠回りだけど、やる価値があるのがプレスリリース
プレスリリースとは
プレスリリースとは企業がマスコミ向けに、新商品、キャンペーン、イベント告知、IR情報など広報したい内容を文章としてまとめたものです。
SEO的な側面について、リリース配信サイトを通じてプレスリリースを配信することにより、各提携メディアにプレスリリースが掲載されます。提携先には大手メディアも多く、リリース内容にはリンクを貼ることができるため、外部SEO対策の1つとして実施されてきました。
SEO効果は0、期待するところはそこではない
SEO目的でのプレスリリース利用はGoogleのウェブマスター向けガイドライン違反です。Googleはプレスリリースのリンクにはnofollowを付けるべきだと、明確なスタンスを示しています。
現在、ほとんどのプレスリリース配信サイトはnofollowの付与を行っており、プレスリリースにSEO効果はありません。
プレスリリースに期待するところはSEOではありません。紙媒体と違ってWebのプレスリリースはブロガーなどの情報発信者を含めた一般消費者にも情報を届けることができます。いい記事であれば、ブロガーが自分のサイトにリンクを貼ってくれるかもしれませんし、ソーシャルで共有されるかもしれません。メディアの目に留まれば、記事として取り上げてくれるかもしれません。
そこが単なる被リンクではない、プレスリリースの面白みだと思います。
SEO担当者の枠を超えて
プレスリリースは広告とは違う! 広報的なライティング技術を身に付ける
プレスリリースは客観的な文章でなくてはいけません。かつ、ユーザーの関心を惹くコンテンツのみに集中し、要点が整理された簡潔な文章でなくてはいけません。これは広告文を書くこととは違います。広報の視点に近いです。
- 広告:自分が伝えたい情報を自発的に伝える活動
- 広報:メディアなどの第三者に価値ある情報と認めてもらい、情報発信してもらうための活動
- 広報と広告の比較(イメージ)
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- 広告のイメージ
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- 自分「この商品は●●なところがめっちゃいいから買って!」 ➝ 社会
- 広報のイメージ
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- 自分「この商品は●●な商品です」➝メディア「この商品は●●なところが良いのでオススメです」 ➝ 社会
つまり、第三者が「話題にしたくなる」「誰かに伝えたくなる」記事の書き方がプレスリリースの書き方です。
SEO担当者 ➝ Webプロモーションの責任者 ➝ プロモーション責任者
もしあなたが、広告周りの業務を極めていくなら、いずれは自社のプロモーションを統括する立場になるかもしれません。その場合、広告だけでなく広報(PR、ブランディング)の知識も必要になってきます。
プレスリリースを書くことは、広報の領域に少し触れる、いい機会かもしれません。『広告は得意、でも広報はよく分からん』という方は多いと思います。「文章書くだけなんて面白くねーよ」と思うかもしれませんが、どんな広告・広報活動も最終的には“メッセージ(言葉)”を伝えたいわけで、「誰かが発信したくなる、印象に残り、伝わりやすいコピーや文章が書けること」は大きな強みになります。
プレスリリース配信サイトの紹介
国内の大手プレスリリース配信サイト
この記事の著者
広瀬 信輔(ひろせ・しんすけ)
マーケティング情報サイト『Digital Marketing Lab』の運営者。
1985年、長崎県佐世保市生まれ。西南学院大学 経済学部 国際経済学科 卒業。
2008年、株式会社マクロミルに入社。現在は同企業のオンラインマーケティング部門の責任者として、デジタルマーケティングを推進。
株式会社イノ・コード 取締役 CMOも務める。
2017年、ディーテラー株式会社を創立。メディアプランニング、Web広告運用、SEO対策、Webサイト制作など、デジタルマーケティング領域のコンサルティング及びアウトソーシングサービスを提供。ビジネスメディアでのコラム執筆やイベント出演、大手企業のマーケティングを支援。
著書:『アドテクノロジーの教科書』(版元:翔泳社)
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